こんにちは。区議会議員の山口銀次郎です。

本日24日、台東区議会本会議で一般質問をおこないました。

今回はスポーツ実施率向上について質問しました。

健康寿命を伸ばす取り組みの一つとして、適度な運動習慣を身につけ生活習慣病予防や筋力低下を防ぐことが有効です。

健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間というような概念であり、寝たきりや要介護などで日常生活における行動が制限されるような状況にないことです。

高齢者の方で、筋力が低下し運動機能が衰えた際には、自宅で出来る運動などをおこない筋力の低下を防ぐなどの取組みがありますが、そういった状況になった時、運動習慣がないとなかなか今までやってこなかったことを新たに習慣化するのも大変ではないでしょうか。

早い断簡から運動習慣を身につけることは、筋力低下を防いだり生活習慣病の予防になったりと効果があります。

今、区内には民間のジムが多数あります。

私も通っていますが、若い方から年配の方まで通っており賑わっているように感じます。

運動も種類は様々ですが、天候や時間に左右されないジムでの運動は日常的にも取組みやすいと考えます。

区もトレーニングルームを整備などしていますが、人々のライフスタイルは多様化しており、トレーニングルームの利用を希望する方全てが区のトレーニングルームを使えることはありません。

区のスポーツ振興基本計画でもスポーツする環境整備を目指していますが、スポーツ施設の整備や増設というのは、費用や土地の問題もあり、そう簡単に進むものとも思えません。

民間のジムは自分の空き時間で運動をしたいという需要を満たしているかと思われます。

そういった民間の活動も、結果的には区民のスポーツをする機会の増に貢献している部分もあると考えます。

ジムに通い運動習慣を身につけようとしている人を後押しすると共に、より多くの方に運動習慣を身につけていただくために、ジム通いを後押ししていくのが良いと考え、私はジムに一定期間通い継続して通う意思のある方に対して、会費などの助成制度を創設するなどして、スポーツ振興基本計画にある週1回のスポーツ実施率70%という目標達成を目指していくのはどうかと質問しました。

それに対して答弁では、区としてリバーサイドスポーツセンターや生涯学習センターなどにトレーニングルームを設置し、区民に利用していただいている。

民間のスポーツジムも身近なスポーツ環境に寄与していると認識している。

しかし、民間のジムを利用する方への助成は参加費や利用料を自己負担している他の方との公平性に課題があり、現状では難しいとの答弁でした。

引き続きウォーキングやラジオ体操など気軽に始めやすい運動機会などを提供するなどして、スポーツ実施率の向上に取り組むとのことでした。

私としては、区内のスポーツ施設の増設や維持などと同じ感覚で、こういった部分への助成というものを考えていただきたかったです。

スポーツ実施率向上は、健康寿命の向上に繋がると考えます。

健康寿命を伸ばすことが、高齢者のフレイル予防にも繋がります。

引き続き、実現のため私は求めていきたいと思います。